自然治癒力を高めるとは?

「自然治癒力を高める」って良く聞きます。

漢方、鍼治療、カイロプラクティック、整体など・・

人間には元々『ホメオスタシス』と言って、一定の状態で心身の状態を保とうとする能力が備わっています。

体温を例にとると、暑くて上がれば、平熱に平熱に戻そうと汗をかくし、逆に寒ければ体をブルっとさせてカロリーを消費してでも体温を上げようとします。

ただこのホメオスタシスというのは、どうも筋肉や骨の強度といったものには感心が無いらしく、とにかく「痛くもかゆくも無い状態」に心身の状態を持っていこうとするようです。

少し前に勤務先のクリニックで変形性膝関節症についてお客さんの前でプレゼンをしました。

膝に限らず、肩や背骨など、全身の骨に変形性関節症が起きる可能性がありますが、変形の中には「棘」が出来る場合があり、コレもホメオスタシスの影響だと考えている説があります。

「棘」と言ってもレントゲン上そう見えるだけで、実際は平べったい板の形状になっているそうです。先ほどの説では、なぜ棘が出来ていくのかというと、体重が掛かる部分の表面積を増やして負荷を分散させるためではないか?というものでした。

心身の状態を一定に保つ役割も、動物として「動く」ということしなければ動かないのが通常なんだと体が判断してしまうということなのでしょう。

自然治癒力を高めるといううたい文句も、人としての活動も合わせなければ満足の行く結果にならないのかもしれません。