世の中には「痩せすぎで困っている人」という人もいます。
そんな贅沢な!と思う人もいるでしょうが、本人にしてみればかなり切実な問題でもあります。
体力がないように感じたり、見た目としては皮下脂肪も少なく、鎖骨とあばら骨が浮いて見えるのが気になる、健康的に見えない・・といったところです。
ストレスによる「コルチソル」というホルモンの影響で筋肉量が減ってしまうことも考えられますが、今回は栄養面で参考になることを書いてみます。
病院にいって、重大な疾病が無いのを確認した上でのことですが、栄養面で考えられる原因としては
①食が細く摂取カロリーが少ない
②摂取した中に、たんぱく質とビタミン類が不足している
などが主にあります。
食が細いのに、1回の食事量を増やしても余計苦しいので、間食を増やすことを勧める場合が多いですね。
食べやすさで言えば、ナッツ類がオススメ!クルミ、アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオなどです。
脂質が大量含まれているのに本当にいいの?考えがちですが、ナッツ類には「不飽和脂肪酸」という脂質が含まれていて、その一部は体内で合成することが出来ません。
市販のお菓子や、揚げ物の油(ココではあえて”油”と書いています!)は、「飽和脂肪酸」といって、まずカラダに良い影響は無いと思った方が無難です。ただ口当たりがよく、腹持ちもするので好まれる傾向があります。
脂質と言っても、細胞膜やホルモンの材料としての役割もあるので、本来必要なもの。とる量は片手の手のひらに乗るくらいだったらOKです。
次はたんぱく質の量についてですが、プロテインを利用するのも選択肢としてはアリです。なぜかというと、最近の市販プロテインは、たんぱく質の代謝に関わるビタミン
やミネラルなども含まれているので、「足りないものを補う」という意味で利用するには結構便利だからです。
炭水化物を多めに添加してあるものなど種類もさまざまです。味もいろいろあるので、選ぶ楽しみもあったりします。
ただし摂り過ぎればカロリーオーバーの上、たんぱく質の消化吸収に関わる腎臓の負担が大きくなってしまいます。
筋肉が少なくて内臓脂肪が多いかもという人は一日1回で体重×1.0~1.3gの量にしておけば、腎臓への負担も少なく、体脂肪量を増やすことなく筋肉量を増やすことが出来るでしょう。
「ダイエット=DIET」って本来は「食事療法」という意味なので、健康的に太るというのもダイエットとして捉えてもいいかもしれません。
あとは出来れば身体を動かすこと。特に筋力トレーニングをしっかり行えばその後のたんぱく質の吸収効率が上がるのでオススメです。加圧トレーニングは特に痩せすぎで体力に自信がない・・・という人でも運動選手並に筋力トレーニングの効果が出しやすいのでメリットは大きいといえます。
お子様連れでも安心です!