名古屋加圧トレーニングインストラクター&パーソナルトレーナーの佐藤伸哉です。
アクセス解析をしていたら、「スロトレ 加圧」という検索がありました。
最近聞く「スロトレ」とは、東大の石井直方教授が、加圧トレーニングの研究を元に、器具を用いなくても、加圧トレーニングに近い状況を作り出そうとするトレーニング方法として知られています。
2002年辺りに普及した頃の「スロトレ」はストロングスの大川達也氏がアメリカから持ち込んだものでしたが、加圧トレーニングの普及とともに、石井教授の「スロトレ」として再び日の目を見るようになりました。（実は僕は過去大川氏の主宰する団体の資格を持っていました）
加圧トレーニングは血流を制限しながら行うトレーニング（もう少し詳しい解説はこちら
）です。
スロトレの例としては「スクワット」を、《しゃがむのに5秒-しゃがみきったところで5秒静止-立ち上がるのに5秒》といったものが分かりやすいと思います。
このように、器具を使わない代わりに、筋肉にずーッと力を入れながら行うことで、加圧トレーニングと同じような血流制限を引き起こし、乳酸の発生と成長ホルモンの分泌を狙います。
ずーッと力を入れると言っても、20%くらいの筋力が発揮できていれば良いと石井教授は言っていました。
じゃあ加圧なんかしなくてもいいんじゃないの？と言われそうですが、スロトレで加圧と同じような「オールアウト（筋肉の疲労状態）」を作ろうと思ったら加圧以上に根性と、トレーニングの技術が必要です。
また加圧トレーニングは血流の改善に及ぼす影響がスロトレよりもハッキリと出ます。むくみの解消や、柔軟性の向上などが特に差が出ます。
スロトレで狙えるのは、加圧の効果の一部です。他にも比較できる部分はありますが、それは競技スポーツなどのトレーニングとして行う時ぐらいですし、あくまで健康・ダイエットを目的とするなら加圧の方がメリットは大きいでしょう。
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