肩甲骨を寄せるだけでは、姿勢は良くならない！

名古屋栄のパーソナルトレーニングスタジオ「リフィット」の佐藤です。

昨日は雑誌Tarzanなどで「体幹」について多く執筆されている菅原順二先生のセミナーを大阪で受けてきました。

トレーニングについても質問させていただいたところ、菅原先生と同じ方針で指導していることがあったので、自信をもって（笑）皆様にシェアさせていただきます。

それは「肩甲骨を寄せることは、必ずしも正しくない」というものです。

上半身の動きも、股関節の動きにつながりますから、脚やせでも見るべき所ですし、脚やせを希望する方は肩こりだったり、猫背だったりする傾向も多いのです。

肩こりの解消や、五十肩の改善、またはキレイな背中を作るためには肩甲骨がたくさん動いた方が良いと思い込んでいないでしょうか？

肩こりなら一時的ならよくなりますが、根本的な解決にはなりません。

肩甲骨の土台である、肋骨と背骨の形を良くしておく方が、優先順位が高いのです。

例えば、「手を上に上げる」という動作があるのですが、コレも肩甲骨が寄るし、動いています。

ですが、背骨（特にみぞおちより上の高さ）の動きが人が腕を上に上げると、首が前に出るんですね。そうするとより頭を支える筋肉の緊張が高まります。

そのため、肋骨の動きを呼吸などで広げ、胸のあたりの背骨を動かせるようにする必要があります。そうすることで腕を上に上げても首が前に出にくくなりますし、肩甲骨は「自然と」寄るようになります。

また、女性にありがちな「きれいな背中を作る」「上半身が貧弱に見える」というお悩みには適度な筋トレが有効なので、スポーツクラブでもよく見かける「ラットプルダウン」などがおすすめですが、これも正しく行うにもトレーナーに動きを確認してもらいながらやった方が、確実に正しく出来ます。

マスターストレッチでも、ピラティスでも、それこそ僕が学生時代からずっとやっているウエイトトレニングでも、大切なのは「目的に合わせて正しく動けているか」、そしてトレーナーとして大切なのは「動きを見て、修正させられるか」・・・ということを昨日のセミナーで再確認できました。

今後も頑張ります！

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