下半身だけを痩せさせることが出来ない二つの理由

残暑は厳しいクセに、長ズボンを履いて後悔を噛み締めております(笑)
季節が変わればファッションに大きく影響がでますね。

脚のラインの出る服装の方が一般的にはスリムに見えます。

こういうのは「夏に向けて」と季節限定ではないので、オールシーズン自分の体型には気を配っていただきたいものです。

ただし、ここで勘違いが起きやすいのが
「細いほど良い」
と思い込んでしまい

「上半身はそのまま、下半身のみ細くしたい」
と希望してしまうことです。

 

下半身だけを痩せさせることは実質不可能である理由をご説明します。

理由その1:体脂肪は全身まんべんなく落ちる

「下半身だけを細くしたい」
となっても、体脂肪は全身まんべんなく落ちていきます。

自分のコンプレックス、気になる所に対しては常に注目しているので、下半身の肉の付き方を変えたい!と願うことはごく自然と言えます。

ただ、不幸なことに太ももや下腹部など、一部に体脂肪がつきやすいというのは事実なのですが、その理由がよく分かっていないのです。

例えば、女性には妊娠という役割があるためお腹やお尻を保温する目的で、皮下脂肪がつきやすいとも言われてはいます。

ただし、生物学的な説というのはあまり当てにならない、というか憶測に過ぎません。

もっと言えばある、その現象に対して、学者が理由をこじつけていると言っても差し支えないのです。

事実に対してどんな解釈をするかはその人に都合によるので、『ホンマでっかTV』 などは説明をよーく聞いてダジャレ程度に楽しんでください。

理由その2:気になる所を鍛えても、その部分の脂肪は落ちない

身体の大きさに影響を与える脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類に分けられます。

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http://kurokouchi.hospi.jp/torikumi2.htmlよりお借りしました。

画像での左側は内臓脂肪が多い人
右側が皮下脂肪が多い人です。

この内、内臓脂肪はウォーキングやランニングと言った、有酸素運動の量を増やすことで減りやすい脂肪です。

めんどくさがらずにこまめに歩けということですね(笑)。

当然ながら、太ももやふくらはぎと言った下半身には内臓脂肪はありませんよね?
これは自論ですがやはり皮下脂肪は運動のみでは減りにくい印象です。

話はそれますが、
「昔は運動をしていたけど、筋肉が脂肪に変わってしまって・・・」
というのはそもそも全く別物だからあり得ない話です。

隣同士の胃と肝臓がお互いに変わらないの同様です。

鍛えることによって表面の皮下脂肪が伸ばされて薄くなったのを「引き締まった」と表現することもできるのですが、皮下脂肪を減らすのはやはり食生活を継続的に改善し、食べ過ぎを防ぐことです。

もちろん、運動の効果はむくみの一時的な解消もあるので、サイズダウンという面でも運動はオススメです。

下半身ダイエットを専門としていますが、人間の体の構造は変えられません。

結局やることは基本的なこと

  1. 食事内容を見直す
  2. 関節の歪みを正してシルエットを整える(O脚、広がって見えるヒップの改善)

当店のパーソナルトレーニングではこの基本を徹底的に行なって頂いています。

この内、「関節の歪みを正す」というのは正しいやり方が求められまし、歪みの原因をちゃんとチェックできないと間違った努力を重ねる結果が待っています。

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