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「腹筋が弱いから腰痛」は疑いましょう!

医者に「腹筋が弱いから腰痛なんですよ!」といわれて、ようやく腹筋を始めたものの一向に良くならない。

それどころか起き上がる腹筋をするとさらに痛みが増してしまったり、首が痛くなったりしてしまう。

そしてまた医者に相談すると「じゃあ痛みが収まるまで安静に」・・。

こういった話はしょっちゅう聞くし、医者だけでなく接骨院の人に言われたり、僕と同業のトレーナーに言われたという話も良く聞きます。

でも話を聞いていると、とんでもなくありえない形で判断されていることが多いように思います。

「腰が痛い」といっただけで「じゃあ腹筋やりなさい」だったり、同じく「腰が痛い」と言ったら「体重のせいでしょう、痩せてください」だったり、見もしない、さわりもせずに話をしただけで「湿布出します」だったりと言い出したらキリがありません。

実際、原因を一つに限定することは難しく、腰痛になった人の生活の中に大小さまざまな要素があります。

僕は運動を教える立場ですが、生活・運動の中でどれだけ対処ができるかを提案することが多いです。

本当に運動不足なのか?

普段からバランスの悪い体勢を取っていないか?

内臓に疾患を抱えていないか(この場合は非常に危険!)?など・・

もちろん腹筋の力が強いことは大切ですが、腹筋運動だけでよくなることは稀です。というより”たまたま”でしょう。

見もしない、さわりもしないで判断できたら、それはそれですごいことですが・・。