体がガッチガチに固まったとある男性。
仕事はじ~っとして行う仕事なので、使う筋肉は使って、使わないところはとことん使わない状態です。
デスクワークで肩こりや腰痛に悩むの方も恐らくは似た状況でしょう。
聞けば、集中して行うため作業中はほぼ猫背。
背中丸めて、肩は力が入って、首が凝って・・。
僕と大して年は違わないのに右肩が五十肩になりかけてました!
疲れが非常に溜まっているのと、局所的な運動不足によってパッと見ただけでもお世辞には良い姿勢とはいえない状態だったので、運動量をいきなり上げるのはちょっと我慢してもらって「完全呼吸」を行ってもらいました。
完全呼吸とは、息を吸うときは腹式呼吸→胸式呼吸で、吐く時は胸を縮める→お腹を縮めるといった具合です。
胸式を意識的に行うことで、写真の上の絵のような縮んだ肋骨によって動きにくかった肺の動きを活発にしていきます。
そうすると下の絵のように肋骨の角度が上がって胸が広がった状態になります。
何故肩こりが解消されるかというと、肩甲骨の位置が肋骨の動きの改善で本来あるべき場所に近づくからです。
高齢者や若くてもデスクワークなどで不良姿勢になっている人の多くは上の絵のような状態です。
上半身が薄っぺらくなって、下腹と腰周りが太くなって・・なんて人の典型ですね。
筋力が大きいはずの男性でさえなるのですから、女性ならなおさらでしょう。
先ほどの男性は、一昨日教えた完全呼吸と自分で行うストレッチをこまめに自分でやっていたのでやたら体調がいいそうです。もちろん三十肩(?)も解消です。
すべての肩こりに当てはまる事は無いのですが、呼吸によって肩甲骨の位置を正して体に悪いことは起こりません。
完全呼吸、是非試していただきたいと思います!
お子様連れでも安心です!