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こんにちは。パーソナルトレーナーの佐藤伸哉です。
最近ストレッチ専門店って増えてきましたよね!ストレッチの有効性は「目的による」と言う前提はあるものの、どの運動指導者も認めるところだと思います。
ただし、知っておいて欲しいのは「ストレッチは万能ではない」と言うことです。
「え?ストレッチ専門店に肩こり解消メニューってあるでしょ?効果無いの?」
と思うあなたにこそ聞いていただきたいと思います。
そもそもストレッチって何が体に起こるの?
ストレッチをすると筋肉が伸びる感じがしますよね。つまり筋肉の長さが変わるわけですがそれだけではありません。
実は神経の興奮にも関わってきます。
ストレッチにも種類があって、止まるストレッチと動きストレッチの大まかに二種類があります。
一般的には「痛気持ちいいところ」で呼吸を止めずに30~60秒ほどじーっとするやり方のイメージが強いと思います。
これを静的ストレッチと言います。筋肉が休んで神経を鎮めるやり方です。
反対にダイナミックに動くストレッチもあります。ラジオ体操みたいに体をぐるぐる回す動きでも筋肉が伸びる感じがします。
動きをつけるので動的ストレッチと言います。筋肉に力が入って神経を興奮させるやり方です。
静的ストレッチは気持ちよさがついてくるのと、ストレッチを受けた直後は関節可動域が広がって肩こりや腰痛、足首の動きが軽くなるなどの効果があります。
トレーナーがお客様にストレッチをかけるなど、基本的に受け手のお客様が何もする必要がないので、仕事帰りのビジネスパーソンを対象に、駅までのルート途中や近くに出店されています。
こう言う街中にあるストレッチ専門店はお店のスペースが狭いこともあって、動くスペースが必要な動的ストレッチは余り行われません。
しかし筋肉は自分で体を動かすことでしか強くなることはもちろん、維持することすらできないと言うのが厳しい現実なのです。
事実:静的ストレッチは「対症療法」
ストレッチを「静的ストレッチ」と限定しているなら筋肉が一時的に伸びることはあっても、根本的な肩こり解消に必要な「良い姿勢を維持するための筋力」が上がることはありません(維持はされると言う研究は一応あります)。
対症療法に意味がないわけではなく、僕も実際に静的ストレッチは教えます。
猫背や肩こり、腰痛などは筋肉の使い過ぎも原因ですが、同じ体勢(長時間のデスクワークが分かりやすいですね)を取り続けて筋肉が伸び切った状態が続くことでも起こります。
つまり静的ストレッチは一時的に肩こり、腰痛を解消するための「対症療法」としての効果が限界なのです。
根本的な改善には原因療法としての運動
原因療法としては「筋力を上げること」が必要なので日常生活の「歩く、自転車をこぐ、階段を上る、物を上に持ち上げる」などで運動量を上げていくか、筋トレを行うことが必要になってきます。
先ほどのふくらはぎに関しては足の指の運動が有効なので、ストレッチの後はどんどん動かしてほしいです。
お子様連れでも安心です!