名古屋栄のパーソナルトレーニングジム リフィットの佐藤です。
「お腹から下をスッキリさせたいのに、痩せるのはいつも胸ばっかり」
という話は本当にたくさんいただきます。
カウンセリングをしてきた中では
「5キロ落ちたのに下半身はあまり変わらなかった」
なんて人もいました。
本人がコンプレックスに支配されていて、本当は細くなっているのに良くなったと受け止められないと言うこともあるかもしれません。
いずれにせよ、いろいろ努力をした結果が望まないものというのはもの凄く辛いですね。
そこでカウンセリングでお客様にお話しした
「5キロ痩せても下半身は変わらなかった人の4つの原因と対処法」
についてお話ししていきます。
「5キロ痩せても下半身は変わらなかった・・・。4つの原因と対処法は?」の目次
- 1.食事制限メインで痩せたので筋肉量が減ってしまった
- 2.関節の歪みが解消できていない
- 3.自分の骨格ラインに合わせていない(上半身のトレーニングはほとんどの人で必要)
- 4.わかりやすい基準を作れていない(「計る」より「着る」)
- まとめ
1.筋肉量が減ってしまった
5キロ痩せると一口で言っても、落ちたものが全て体脂肪かどうかは分かりません。
特に女性の場合急激に体重を落とすと確かに体脂肪も落ちるのですが、胸とか肩とか上半身の筋肉も落ちてしまうことが多いです。
カウンセリングに来られたお客様は「食事制限とウォーキングで痩せた」とのこと・・・。脚の筋肉量が維持されることはあっても上半身の筋肉がつくことは考えられませんでした。
筋肉より脂肪の方が軽いので同じ体重でも筋肉量が多いと引き締まって見えるのも関係していますね。
やるなら筋トレで全身の筋肉を維持・増加を狙いつつ脂肪がつかないような(わざと脂肪をつけることもあります)食事内容に切り替えていくことをオススメしました。
2.関節の歪みが解消できていない
体重が落ちても下半身が変わらない原因は、関節の歪みを改善できていないことが多いです。
仮に5キロ痩せたとしたら、体脂肪はある程度落ちているので太ももやふくらはぎは細くなります。
ですが関節の歪みはそうはいきません。
「ズボンを試着するとウエストはぶかぶかなのに、お尻で引っかかる」
「ズボンよりもスカートを履いてしまう」
などもありますし、O脚や外反母趾といった脚のラインにも問題を抱えているケースがほとんどだったりします。
関節の歪みは生まれつきのものもあれば、長い時間をかけて作られるものもあります。
この写真のお客様は、O脚の上にスネの骨がかなり曲がってしまっています。
スネの骨に関しては残念ながらこの写真以上の改善は難しい状態です。
骨自体が曲がってしまうとトレーナーには手のつけようがありません。
それでも背中、お尻、膝、足首、足の指など全体をしっかりと鍛えていけば改善することは可能です。
ただし鍛えると言っても筋肉を「いじめる」のではなく「再教育」が必須です!
ランニングや筋トレを、ただ頑張るだけで結果が出る人もいれば出ない人もいます。
関節の位置を理想的な位置に戻していくトレーニングが、努力の方向性としては正しいと言えます。
せっかくの努力が無駄にならない為にも、ただ痩せることを考えるのではなく、関節の歪みを正すことを視野に入れるようお話しをさせていただきました。
3.自分の骨格ラインに合わせていない(上半身のトレーニングはほとんどの人で必要)
1人ひとりの顔が違うように、骨格のバランスも一人ひとり違います。
上半身と下半身のバランスも個性が現れるので生まれつき肩幅が広い人もいれば、ウエストと肩幅の差があまりない人もいます。
そういう場合は全身のバランスを考慮したトレーニングが必要です。
例としてはこの写真の女性のパターン。
体重は4キロ減っていますが、上半身の幅は広げるようにトレーニングをしていただきました。
同時にお尻の横幅を狭めるトレーニング(大転子を引っ込める)はまず必要でしょう。
加えて胸や背中を鍛えるトレーニングも同時に行うことで
上半身が小さく、下半身が大きく見える「Aライン」
⇒
上半身の横幅と骨盤の横幅の差が少なくくびれもある「Xライン」
に変化させていきます。
「上半身は細いのに、下半身が太いのが悩み」という場合は、上半身のトレーニングを行うべきでしょう。
人による、と言ってしまえばそれまでですが、
・上半身の筋肉も使って基礎代謝を上げる
・くびれや二の腕の引き締めもやりたい
・引き締まった背中も作りたい
などは長い目で見れば若々しい見た目や体力にも関わってくるので上半身のトレーニングも視野に入れていくべきです。
4.分かりやすい基準を作れていない(「計る」より「着る」)
自分が欠点や短所と思うことって誰でもあります。
「どうせ私は太ももが太いんだ!」となるとわざわざ太さが目立ってしまう服装は避けてしまうものです。
例えばスキニージーンズとか、体型は出やすい服など。
でもせっかく体を変えよう!と行動を起こすなら現実的な目標を設定する方が行動がぶれずに続けられます。
そこで僕がお客様にお薦めしているのが「ズボンを2本用意しませんか?」です。
ではどのような2本かと言うと
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- 今の自分の脚にジャストフィットのズボン
- ジャストフィットよりもワンサイズ下のズボン
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この2本です。
サイズは気になる部位に合わせます。ヒップなのか、太ももなのか、ウエストなのかは人ぞれぞれですね。
今はユニクロなどでもストレッチの効いた素材のズボンは買えますし、お値段も高すぎることはありません。
2本買うのは二つの意味があって、「現状把握」と「実現可能な目標設定」の二つが手に入るからです。
自分の身体のサイズって病気にでもならない限り急には変わらないので、変化が出る前にあきらめてしまう人が多いのです。
だからこそ、常に客観的な現実と実現可能な目標に触れていく必要があります。
それがお手軽に出来るのが服なのです。サイズの計測は基本的には不正確なのであてにはしていません。
当店のパーソナルトレーニングサービスの中でも、サイズの計測をやっていた時期もあったのですが所詮人間のやることなので必ず誤差が生じます。
エステなんかで
「はい、お腹のサイズ変わりましたね~」
「いや、それちょっと強めに締めて測ってない??」
と心の中でツッコミを入れたことのあるお客様がほとんどでした。
それなら服の方がよっぽど信頼できます。
「客観的な現状把握と実現可能な目標」
この二つを手に入れる為なら
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- 今の自分の脚にジャストフィットのズボン
- ジャストフィットよりもワンサイズ下のズボン
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2本のズボンを買う価値は十分あると思いますよ。
まとめ
ここまで体重が落ちたとして下半身の形が変わらない(と感じてしまう)理由として
- 1.食事制限メインで痩せたので筋肉量が減ってしまった
- 2.関節の歪みが解消できていない
- 3.自分の骨格ラインに合わせていない(上半身のトレーニングはほとんどの人で必要)
- 4.わかりやすい基準を作れていない(「計る」より「着る」)
を挙げてみました。
全ての下半身痩せをしたい女性が全く同じ方法で同じ結果が出ることはありません。
身長、体重、年齢、仕事での運動量、食生活、これまでやって来たダイエット方法など考慮されるべき項目はたくさんあります。
あなたの現状に適した戦略を立てることこそ望みを叶えるための第一歩と言えます。
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